皆さん、こんにちは!
9月になってぼちぼちスキー場の話題が出てくるようになりまね。早割リフト券も販売されていよいよ冬に向けた準備って感じがします。
さてさて、先日発表されたニュースで気になるものが。
武尊山観光開発の所有する宝台樹スキー場がオープンハウスに売却されるとのニュースがありました。武尊山観光開発のスキー場と言えば、私が去年行った宝台樹やオグナほたかなどのスキー場です。そして、オープンハウスと言えばCMバンバン流しているハウスメーカー??
一体どういうことなんでしょう?
今回オープンハウスに売却されるのは宝台樹スキー場
今回、武尊山観光開発のスキー場から売却されるスキー場は宝台樹スキー場とオグナほたかになります。
宝台樹スキー場はオープンハウスに、オグナほたかスキー場は片品村振興公社に売却されます。
宝台樹スキー場といえば武尊山観光開発所有の中ではおそらく一番人気のあるスキー場。私も緩斜面のスキー場で去年行って楽しく滑りました。
割と首都圏からも近い方で人気があると思いますが、そんなにダメなもんなんでしょうか?
と言うわけで、収支状況を探してみました。
群馬県が発表している公社・事業団等の経営状況等の概要を見ると武尊山観光開発は真っ赤っかです。
https://www.pref.gunma.jp/contents/100081737.pdf
売上6億に対して、経常損益6千万。宝台樹スキー場も昨年はコロナによる利用者減で2015年の6割ほどの利用者となっています。
2015年以降黒字になったことがないんですね。悲惨だけど、スキー場の半分以上は赤字とも聞いたことありますから、割と当たり前の状況なのかもしれません。
今回は武尊山観光開発が自力再建が無理と言うことで譲渡先を探していたところ、そこに名乗り出たのがオープンハウスだった。という状況っぽいです。
オープンハウスのリゾート開発って何やってんの?
実際にオープンハウスがこんなリゾート開発事業をやってるのって知りませんでした。
オープンハウスの主力事業を見ると、基本的には不動産売買。都内の狭小住宅を中心に業績を伸ばしているイメージ。ハウスメーカーと言うよりは不動産業ってイメージです。
直近のIR情報を見てみるとオープンハウスは2021年の9月期の売上高が7880億で対前期36.8%とイケイケです。
2023年には売上高1兆円の中期経営目標を掲げています。
リゾート開発はオープンハウスのメイン事業にはないようですが、2019年より群馬クレインサンダーズの筆頭株主になっており、子会社に運営会社の株式会社群馬プロバスケットボールコミッションを抱えております。
群馬クレインサンダーズはプロバスケットボールBリーグの群馬のチーム。鶴間宇形の群馬県のクレインです。
五十嵐圭って今、群馬にいるんですね。へー、知らなかった。
オープンハウスの創業者が群馬県出身で、スポーツ振興を通じて地域貢献に力を入れているとかなんとか。
とりあえずスキー場を救ってくれることは間違いなく良いこと。割と資金繰りも余裕がありそうなので、しばらくは安泰だと思います。
武尊山観光開発ではなくなるのでJAF割などの都合よい割引は無くなるかもしれませんが、それはまだわかりません。でもまぁ、なくなるでしょう。
少なくともスタンプカードは無くなるだろうなぁ。
今シーズンから運営が変わるとのことなので、とりあえずは様子見ですね。今のところ早割リフト券は4枚12800円で売っております。まだ武尊山観光開発が売っていますが、オープンハウスになった時にどのように変わるでしょうか??